【 マス・メディアに紹介された窃盗癖治療 】 赤城高原ホスピタル 

(改訂 16/04/21)


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【TV報道などの情報】 クレプトマニア(窃盗症)関連のTV報道は、こちらのページをご覧ください。


【 以下に、記事の概要を紹介しました。紹介記事は、新しいものが上段です 】


2016年4月14日(木曜日)、神戸新聞にクレプトマニア(窃盗症)関連記事が掲載されました。ホスピタルが取材協力しました。
 窃盗症克服 手と手携え 万引繰り返す精神疾患 県内にも自助グループ 患者集まり経験語る。竹村道夫院長の話:意思だけでは治らない(有島弘記記者署名記事)→ 2016年4月21日現在、ネット上から閲覧できます


2016年2月7日(日曜日)、東京新聞に老齢者の万引問題関連記事が掲載されました。ホスピタルが取材協力しました。
 増え続ける高齢者の万引  二度としたくないけど  Gメン「見つけると胸痛む」  心に空洞…やめられず
 お年寄りによる万引が増え続けている。一般刑法犯の高齢者のうち六割が万引だった。万引は、再犯が多いのが特徴で、衝動的に繰り返す精神疾患の人もいる。お年寄りの話から浮かんだのは、貧困問題だけではなく、満たされない思いや孤独感だった。 (池田悌一)


2016年1月10日(日曜日)、産経新聞にクレプトマニア(窃盗症)関連記事が掲載されました。ホスピタルが取材協力しました。
 「盗みたくないのに、スイッチが入って盗んでしまう」−。経済的な理由などでなく、衝動を抑えきれずに万引を繰り返す病気「窃盗症(クレプトマニア)」。再犯率も高いが、奈良県内には専門的な治療を行う施設などはなかった。そうした中、昨年12月、弁護士らが県内唯一の支援団体「KAなら」を発足させた。“病気”という側面を認識した上での再犯防止に向けた取り組みを進めている。(山崎成葉記者署名記事)→ 2016年1月11日現在、ネット上から閲覧できます。専門的に見ると、この記事には、幾つか不正確、ないし不適切な表現があります。例えば、「KAなら」は、自助グループであって、支援団体ではありません。従って、代表者が弁護士ということはあり得ません。また、当院では、万引再犯時には、被害店に迷惑料を支払わせていますが、これは罰金ではありません。


2015年10月5日、朝日新聞・福岡版にクレプトマニア(窃盗症)関連記事が掲載されました。ホスピタルが取材協力しました。
朝日新聞 万引きやめられぬ、心の病 専門家「刑罰より治療を」
衝動的に万引きを繰り返す「クレプトマニア(窃盗症)」と呼ばれる精神疾患がある。犯罪として法廷で裁かれる一方、専門家の治療を受け、当事者同士の自助グループで境遇を語り合うなど、回復をめざす取り組みも全国で広がる。 (安田桂子記者署名記事)→ 2015年10月6日現在、ネット上から閲覧できます


2015年8月23日、毎日新聞・香川版にクレプトマニア(窃盗症)関連記事が掲載されました。ホスピタルが取材協力しました。
毎日新聞 ジグザグかがわ:「クレプトマニア」が増加。窃盗の“病”どう防ぐ、適切な治療必要 
県内の80歳女性が今年3月、入院先の病院で自死(自殺)した。万引きを繰り返して、実刑判決を受けたことが引き金になったとみられる。自死する2日前、「刑務所に行くぐらいなら死ぬわ」と話したという。・・・クレプトマニアの患者を数多く治療してきた赤城高原ホスピタル(群馬県渋川市)の竹村道夫院長の話、窃盗を繰り返さないためには最低2年の治療が必要だ。(道下寛子記者署名記事)。


2015年6月23日、月刊誌「こころの科学」2015年7月号、依存と嗜癖、に院長書下ろしの解説記事、「常習窃盗」が掲載されました。
『こころの科学』2015年7月号の詳細は → こちらをご覧ください


2015年6月15日、月刊誌「更生保護」2015年6月号、高齢者犯罪の状況と処遇、に院長書下ろしの解説記事、「高齢者の常習窃盗」が掲載されました。
窃盗症のうち、特に高齢者の万引き犯罪に関しての解説記事です。
『更生保護』は、日本更生保護協会の発行する月刊誌で、全国の保護司を始めとする更生保護関係者、関係機関、大学等に配布されています。
「更生保護」2015年6月号の詳細は →こちらをご覧ください


2015年2月26日、朝日新聞に摂食障害者の万引き問題関連記事が掲載されました。社会面トップ8段、ホスピタルが取材協力しました。
朝日新聞 摂食障害 治療して向き合えた 過食のち絶食 何度も食品万引き 医療刑務所で診断 女子収容棟を新設 進まぬ理解 支援へ学会動く(森本美紀記者署名記事)


2015年2月12日、日経新聞にクレプトマニア関連記事が掲載されました。社会面トップ8段、竹村院長診察場面写真付の大型記事です。
日経新聞 「病的窃盗」治療で断つ 弁護士・厚生施設、相談役に 早期発見で再犯防ぐ 患者6-7割が女性 医療機関の充実急務


2014年12月7日、高知新聞に前日の講演の報告記事が掲載されました。
高知新聞、窃盗症「閥より治療を」竹村医師が現状報告 高知市、という記事です。
なお、同講演に先立ち、KAこうちが発足しました。当面の連絡先は、088-855-3611(高知県地域生活定着支援センター)。


2014年11月3日(月)、フジTV スーパーニュースの企画コーナー「リアル!」で窃盗症関連のドキュメンリー報道がありました。ホスピタルが取材協力しました。
大部分は、当院窃盗症患者さんの座談会形式インタビューでした。


2014年10月21日-26日、高知新聞に窃盗症記事、本紙記者が見た窃盗症という病、シリーズ6部作が掲載されました。
以下の内容による6連載記事です。高知新聞社会部 海路佳孝記者による力作です。
@抑えられない衝動
A「底突き」回復誓う、家族の支えで入院治療
B「刑罰より治療を」、相次ぐ弁護依頼
C「恥ずかしい過去」向き合う、変わる姿に夫から手紙
Dミーティングで回復探る、共通する「飢餓感」
E高知でも自助の受け皿を、回復への歩みのために


● 2014年10月26日、中日新聞(静岡版)朝刊トップ記事+33面に、「心の病、窃盗症」が掲載されました。
1面トップ記事では、衝動抑えられず繰り返し万引、心の病「窃盗症」、根底に空虚感 専門医「治療が必要」というタイトルで、静岡市の主婦(49)の公判、赤城高原ホスピタルでの治療などが紹介されています。33面トップにも関連記事が掲載されています。一人じゃないから立ち直れる、窃盗症 治療中の女性、自助団体に参加 不安を分かち合い前へ、という記事です(西山輝一記者署名記事)。


● 2014年10月20日、東京新聞に窃盗症関連記事が掲載されました。
「盗む病気」と闘う、万引繰り返す「クレプトマニア」、という記事です。


● 2014年10月9日、静岡新聞に窃盗症関連記事が掲載されました。
「窃盗症」主婦に酌量減軽 静岡地裁判決、という記事です。


2014年10月7日、徳島新聞夕刊に窃盗症関連記事、「窃盗症専門のホスピタル」が掲載されました
日本の現場、記者が行く。窃盗症専門のホスピタル、自らの過去と闘う患者、犯歴を告白、治療に望み、という記事です。

→@北陸地方の40代主婦、A摂食障害の女性回復者、B東北地方の50代女性と夫、の話が取り上げられています(共同通信、田尻良太記者署名記事)


2014年9月11日(木)発売の週刊誌、女性セブン35号(9月25日号)に窃盗症の記事が取り上げられました。京橋メンタルクリニックが取材協力しました。



慟哭告白、「万引き」がやめられない、という記事です。

→ 都内在住主婦、65歳Aさん、47歳Bさん、37歳Cさんの病歴と、
竹村道夫医師のコメントが掲載されています。












2014年8月4日-6日、青森県の地方日刊紙、東奥日報にクレプトマニア「窃盗症」の患者たち、シリーズ3部作が掲載されました。。

140804. 「かわいい」衝動的に。県内50代女性 執行猶予中、再び万引。病と知らず繰り返す。過食や拒食症 併発も。
(内容)青森県の50代女性、シオリさん(仮名)、執行猶予中の万引き再犯。極端な偏食+ためこみ行為+万引き癖。
赤城高原ホスピタルでは、窃盗症患者の登録が1000例を超えた・・・。竹村院長「クレプトマニアは、回復可能な精神障害」


140805.万引き経験 赤裸々。語る、聞く・・・ 治療、自助グループ重視。家族も集会 思い共有。
(内容)シオリさんの判決。治療優先のためW執行猶予。裁判官「30年以上で、初めての再度執行猶予判決」。
赤城高原ホスピタルの治療状況。家族の集団療法。


140806.司法は治療に協力を。専門医「刑罰では万引再犯防げない」。県内にも繰り返す事例。
(内容)赤城高原ホスピタル入院中のアヤさん(仮名、45歳)は、都市銀行の元行員。
「籠抜けダッシュ」を繰り返した。判決間近なのに笑顔。竹村院長「近年、東京高裁を中心に治療優先の判決が出始めた」。
(以上、シリーズ3部作は、いずれも佐々木大輔記者の署名記事)
 


2014年3月16日(日)、竹村道夫院長による窃盗癖問題の一般市民向け講演(高松市、15日)のレポート記事が四国新聞に掲載されました。 .

当日受付可能としたためもあって、100名収容可能の講義室に220名が押し掛け、大混雑でした。

→ 四国新聞の報告記事(14/03/16)、窃盗癖の治療の重要性を強調/高松で精神科医


2014年2月18日(火)、高知新聞にクレプトマニア関連記事が掲載されました。主として摂食障害付万引き常習の事例紹介です。 .

タイトルは: 「盗みたい」病と闘う。高知市出身の竹村医師が群馬で治療院運営。

「盗む」衝動を抑えられない人たちがいる。「クレプトマニア(窃盗癖)」と言われる精神障害の一つだ。摂食障害など他の障害を合併するケースが多く、その治療の草分け的存在が、高知市出身の竹村道夫院長が開院した「赤城高原ホスピタル」(群馬県渋川市)だ。「盗みたい」という心の病と必死に闘う入院患者の姿と、治療の在り方を追った。

◎万引、過食、止まらぬ衝動 女性患者「入院で“光”見えた」

 万引し、過食し、嘔吐(おうと)する。西原瞳さん(37)=仮名=は、20代の中頃から10年間、その衝動を抑えられないでいた。(以下、西原さんの闘病の歴史)

◎竹村医師「刑罰では回復しない」

 クレプトマニアは、「ほかのどこにも分類されない衝動制御の障害」と位置付けられている。
  統計を取り始めた2008年以降、窃盗癖の症例は約900件に上り、「うなぎ登り状態」(竹村院長)。「多くの患者に見られるのが飢餓感。食べ物だけでなく、劣等感など対人関係上でも飢えを感じている人が多い」と竹村院長。 生理的、精神的な飢餓感は、あるゆる物が自分の身の回りからなくなることに対する恐怖感を生む。その結果、盗む対象は食料以外にも広がり、衣類や書籍、日用品など、あらゆる物を盗み、自宅などにため込んでしまう―。

 竹村院長は「窃盗癖は刑罰を与え、矯正施設に入れるだけでは回復しない。適切な治療が必要だ」と訴える。

 香川県でも4月から、同様のグループが立ち上がる予定。3月15日には、高松市で竹村院長の講演や事例報告などが予定されている。高松あすなろ会の主催。


2013年11月21日(木)毎日新聞富山版に、摂食障害付窃盗癖患者の万引き事犯、結審の記事が取り上げられました。

タイトルは:繰り返しの最後:「再犯防止」の現場から やめられない万引き/1 窃盗癖「治療させて」。

富山地裁(奥山雅哉裁判官)で、執行猶予期間中万引き再犯(2013年2月)事例、主婦(63)の論告求刑公判。求刑は懲役1年。弁護側は執行猶予判決を求め、結審した。主婦は、赤城高原ホスピタル(群馬県渋川市)で窃盗癖と摂食障害の診断を受け、4月から入院。治療を行いながら、公判の度に一時帰宅している。病院は夫が弁護人から紹介されたが、主婦は当初苦痛だった。「死ぬことでしかやめられないと思っていた盗み」。入院生活で、その考えは一気に変わった。


2013年11月7日(木)毎日新聞に、摂食障害患者の万引き事犯に実刑判決(懲役2年2ヵ月+執行猶予分1年2ヵ月)という記事が取り上げられました。

タイトルは:摂食障害女性に実刑 服役待機中に食品万引き さいたま地裁。

窃盗罪で実刑が確定した後に半年以上刑務所に収容されず、その間に食品を万引きした摂食障害の女性被告(31)に対し、「障害克服に向けた努力を怠っており、摂食障害を有利に考慮するのは相当でない」として、さいたま地裁は6日、懲役2年2月(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。今回の判決が確定すれば、前の刑の懲役1年2月が加算される。


2013年10月3日(日)上毛新聞に嗜癖行動学会の記事が掲載されました。

タイトルは:「嗜癖の治療や傾向考える」高崎で全国大会。

大会は「広がりゆく嗜癖とのかかわり−新たな局面を巡って」をテーマに、講演会やシンポジウムを実施。下か会式で大会長の竹村道夫・赤城高原ホスピタル院長は「窃盗癖の治療事例が近年、増え続けている」と新たな傾向を指摘した。


2013年10月21日(月)神奈川新聞に高齢者の万引問題に関する記事が掲載されました。

平成25年10月21日(月)神奈川新聞に高齢者の万引問題に関する記事が掲載されました。
タイトルは:「もう二度と」自覚なき犯行 病のような反復、増える高齢者の万引、社会的存在感の確認、刑罰より治療を。

リードは:「少年非行の代表」と呼ばれていた万引が、「老齢の犯罪」にもなりつつある。2012年に県警が万引容疑で摘発した65歳以上の高齢者は全体のおよそ3割に達し、初めて未成年者を上回った。盗み、後悔し、また盗む。病ともいえる反復から、逃れられない人がいる。 (川島 秀宜)

仮釈放後7ヵ月目の万引き再犯女性(78)に懲役10ヵ月の実刑。取り押さえた被疑者との会話を手帳にとり続けている保安員の話。警視庁の調査研究委員長、坂井昭宏教授は、「存在感の確認」が起因するとみる。「現在の処罰制度は機能していない」。赤城高原ホスピタルの竹村道夫院長は、窃盗癖を「ギャンブル依存症に近い疾病」とみて、「刑罰より治療が有効だ」と訴える。

窃盗癖は依存性があるにもかかわらず、薬物犯罪のように矯正施設での再犯予防プログラムは確立されていない。一方、治療を条件に実刑を免除する司法判断も出始めている。


2013年10月3日(木)毎日新聞夕刊に摂食障害患者による窃盗の記事が取り上げられました。

タイトルは:女性受刑者3%摂食障害、「過食」で窃盗累犯増加、法務省調査、収容定員超過 処遇配慮へ、「不安と恐怖で」また万引き 31歳被告、収容遅れと再犯 悪循環。

全国の女性受刑者の約3%にあたる123人が摂食障害を抱えていることが、法務省の調査で分かった。罪名別では7割が窃盗罪。また、女性刑務所の収容率は109%で、男性の84%を大きく上回っている。このため、懲役刑確定後半年以上も収監されず、不安と恐怖に耐えかねた患者が再犯するような事態も生じている。


2013年9月20日(金)京都新聞に、窃盗癖でダブル執行猶予刑を受けた60代女性の記事が取り上げられました。
タイトルは:猶予期間中、また万引、「病的窃盗」被告に刑猶予、京都地裁「治療で更生を」
60代女性、6ヵ月の入院治療中、主治医の意見書「クレプトマニア診断」。執行猶予中の再犯。懲役1年2月の求刑に対し、懲役1年執行猶予5年保護観察付判決。


2013年9月14日(土)讀賣新聞夕刊に窃盗癖関連判決の記事が取り上げられました。

夕刊の第1社会面の約半分を使った8段大型記事で論旨は明快です。
見出しは→ 窃盗癖 「刑より治療」、 高裁で温情判決、 執行猶予の女性「もう盗みたくない」、  再犯防止策求める声も 

リードの前半部分は→ 万引きの衝動を抑えられず、繰り返してしまう「窃盗癖」の患者に対し、刑罰より治療を優先させる司法判断が出始めている。

本文は→ 執行猶予中に万引き再犯した27歳の女性患者について、これまでの生い立ちや万引き犯罪歴、 赤城高原ホスピタルでの入院治療生活、判決内容など。この症例を含め、治療を優先した判例3件を紹介。竹村道夫院長、林大悟弁護士のコメント。刑務所での窃盗再犯防止プログラム不在の現状。


2013年8月29日(木)ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)の季刊誌〔ビィ〕Be!112号(13/09/08確認)にクレプトマニアの記事が掲載されました。

(32−41ページの大作です)

以下、記事中の小見出し
   多くは一見普通の社会人
   万引きで実刑を受けたKさん
   万引きは成功率の高いギャンブル
   「窃盗癖治療証明書」
   「溜め込み」の心理
   窃盗癖は隠される
   消したい過去を認めたとき
   万引き・窃盗をやめるための具体策

  一般向けに書かれた窃盗癖問題の解説記事としては、これまでで最も詳細な報告で、内容は素晴らしいのですが、残念ながら、誤植があります。
   35ページ、2つ目の表の合併症に関して、女性の広汎性発達障害は7例となっていますが、0例の誤りです。



2013年8月7日(水)、女性向け芸能ニュースサイト、サイゾーウーマンに竹村道夫院長へのインタビュー記事(窃盗癖関連)(13/08/07確認)が掲載されました。

タイトルは、摂食障害との合併、高い再犯率……知られざる「窃盗癖」という病。内容も以下のように本格的です。インタビュー記事としては、トップクラスの出来栄えです。

@一般的な常習窃盗とクレプトマニアの区別、A赤城高原ホスピタルが、窃盗癖に携わるようになった経緯、B窃盗癖と摂食障害の関係ー食費節約説は誤解?C涸渇感と溜め込みマインド、Dギャンブル依存との類似点、E高い再犯率、F返金作戦が有効、G嗜癖の代りに健康な人間関係を埋め込む、H機能していない司法システム、I8割が治療から脱落、J単行本、『彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか? 窃盗癖という病』(河村重実・著、竹村道夫・監修、飛鳥新社)の紹介。


2013年8月1日(木)讀賣新聞夕刊にクレプトマニア(窃盗癖)関連の記事が取り上げられてました。

万引き繰り返す精神障害…処罰より入院治療 患者同士「経験」語り合い

 リスクに見合わない少額の万引きを繰り返す人の中には、衝動を制御できない精神障害の一種「クレプトマニア」を患う人がいるという。この病気は処罰では再犯を防げず、専門的な治療が必要になる。群馬県渋川市の赤城高原ホスピタルの取り組みを紹介する。(佐藤光展氏署名記事)4年前に2年弱の服役をし手出所後に、万引きを再犯した40代女性を紹介しています。「涸渇恐怖」説、万引きしたら買い取り料+迷惑料1万円、自助グループ活動など実際の治療にも触れています。


2013年5月25日(土)、TBSテレビ「報道特集」でクレプトマニア(窃盗癖)関連のドキュメンタリー報道がありました。ホスピタルが取材協力しました。内容概略は以下の通りです。
TBS報道特集:成人に増加 万引きという病”クレプトマニア”(キャスター 日下部正樹、岡村仁美)

岡村仁美キャスター
「万引と言えば、かつては未成年者に多くみられる犯罪でしたが、
今では未成年者の数は減る一方で、成人の万引きが増えています。
そんな中、万引をやめたくてもやめられないという人たちがいます。
なぜ、万引がやめられないのか?
「クレプトマニア」と呼ばれる窃盗癖を持つ人々を取材しました」。

万引きの罪で今年1月、実刑判決を受けた40代の男性は、過去にも3回万引きで逮捕されていた。
母親の嘆き、・・・・。17年間公務員として働いてきた。万引きのため、懲戒免職に。
男性は野球が好きで、雑誌の特集号が出るたびに同じ雑誌を何冊も買い揃えていた。
男性の部屋の映像。横積みにされた雑誌の山。足の踏み場もないほど。同じものが何冊も。
裁判で男性が書いた謝罪文では、「そのうちやめる、でも何も変わらなかった」と書かれていた。

過去に男性を担当した津波朝日弁護士は、「何も得しないのに万引きを続けるのはやはり病気の影響なのか」と話した。

男性が半年間入院していた渋川市の赤城高原ホスピタルは、国内でも数少ない窃盗癖の治療を行う精神科病院。

竹村道夫院長は、「どう見てもリスクに見合わない窃盗で、・・・・。
何かのきっかけで万引きをして少しだけ報われた気がしてだんだんはまっていくことがある」と話した。

衝動的に窃盗を繰り返す窃盗癖は「クレプトマニア」と呼ばれ、精神疾患の一種と見られている。

入院患者は約100人、アルコールや薬物乱用患者のほか、窃盗癖患者も入院している。
竹村院長「窃盗癖患者の入院治療では、防犯カメラがないと、混乱状態になる」。

窃盗癖治療を行う赤城高原ホスピタルには、19台の防犯カメラが設置されていた。

病院の備品や食べ物を盗む患者もいる。防犯カメラの映像には、共用冷蔵庫から窃盗癖患者による盗み食いなども記録されていた。

1日2〜3回行われるミーティングでは、患者が自分の犯した罪と向き合い、正直な気持ちを吐き出していた。
60代女性の発言「万引きをしているときには、家族の顔も、親の顔も、孫の顔も、一切浮かんできませんでした」。
50代女性の発言「こんなことを繰り返していいんだろうかと、いつも悩んでいました」。

入院する窃盗癖患者の約7割は女性。ほとんどが万引きで逮捕された経験を持つ。刑務所に何度入ってもやめられなかった女性もいる。
40代女性「刑務所が3回。全部万引で。…毎日のように、365日していた」。
「回数を重ねるごとに、盗らないと自分が落着けないというか、・・・・お金を使えなくなった」。

入院中は医師の許可があれば院外で買い物をすることができるが、戻ったときに看護師がレシートと商品を確認していた。
患者は、細かくノートに記載しなければならない。60代女性「面倒だけど、こころが引き締まる。自分の心に言い聞かせている」。
さらに抜き打ちの持ち物検査がほぼ毎日行われていた(ベッド上での持物点検の映像)。

(ここから30歳、摂食障害女性の取材)
今回で2度目の入院となる30歳の女性は、前回の入院では、食堂で別の患者の食事を盗み食いして強制退院になった。
今は食堂への立ち入りは禁止されている。
高校時代、軽い気持ちでした万引きが、気付くとやめられなくなっていたという。
女性は摂食障害にも陥っている(自室で食事する女性の映像)。
窃盗癖患者のうち女性の7割以上が摂食障害を持っているという。
上記女性は、ベッドの下に大量の食べ物を溜め込んでいた。
30歳女性「ないことで不安になるよりも、有って安心した状態でいたい」。

摂食障害と万引きにはどのような関係があるのか?
赤城高原ホスピタルの竹村院長は、言う。
「摂食障害の人たちは、生理的にいつも飢餓状態にある。
そこから『涸渇恐怖』が生まれる。それを補うために『溜め込みマインド』が産まれる。
溜め込みたいものの中には生活資金も含まれるので、お金を払わずに商品を手に入れたいという心理につながる」。

女性は、一昨年の万引きで執行猶予中。外泊許可をもらったが、一人では怖くて外に出られないと話していた。

女性は動物の世話をする仕事に就くことを夢見ていたが、万引きと摂食障害が治まらず断念せざるを得なかった。
女性の母親「当時住んでいたところの全部の警察署に引き取りに行きましたね。
悲しいやら、情けないやら、申し訳ないやら。ほんとに、この子と一緒に死んだ方がいいのかしらって、・・・・・」。

中学生のころディズニーランドにいったときの写真を見ながら、女性は、このころは許せないものが多かったと話した。
「男子なんて、みんなクズみたいなこと言ってた」。しかし高校生のころ失恋し、次第に崩れ始めたという。

心の支えになっていたのは、田舎に暮らす祖父母。
女性の涙ながらの述懐「元気になって、普通の家庭を持って、生きてる姿を見せてあげたいの」。

2週間後、医師の診察を受けた女性だが、いまだに摂食障害は治まっていないという。
(主治医、菊池裕子医師の面接を受ける女性の映像)
菊池医師「2回目の入院では、頑張っている」。

その後、今まで許されていなかった食堂への立ち入りが許された。(食堂で、仲間と食事する映像)

(ここから50代、元中学校教師女性の取材)
去年赤城高原ホスピタルを退院した50歳の女性は、3年前まで公立中学校の教師だったが、20年間万引きがやめられずにいた。
子どもをトイレに行かせるためうっかり店を出たのがはじめての万引きだったがその後エスカレートした。
元教師女性「ひと月に1回が、1週間に1回になり、2、3日に1回になり、最後の方なんか、毎日でした。ひどいときはハシゴしてました」、
「仕事のストレスと育児のストレス。・・・心の隙間を埋めるために物で多分満たしてるのかなって、・・・・」。
3年前逮捕され、仕事も家族も失った。現在は学習塾で講師をしている。
女性は現在、週に一度、窃盗癖を持つ人たちが集まるミーティングに通っていた。
万引はしない、と心の中で叫びながら毎日を過ごす。

元教師女性「私は、病気に逃げるつもりはありません。罪は罪として認めます」。
「犯罪者なんだけど、それだけじゃないなって思います」。
「精神的にいびつな人間がかかる一種の病気だということをわかってほしいなって思います」。

(ここからスタジオ)
取材した瀬戸雄二ディレクターがスタジオ出演。
「クレプトマニア」と呼ばれる窃盗癖は、一般的には理解しづらい問題です。
専門医によると、「あえて言えば、ギャンブル依存症に近い。
負けると分かっていても賭け事に手を出すのと同様に、捕まると分かっていても、万引きを止められない」。

瀬戸雄二ディレクター「30人以上の窃盗癖患者に会ってきました。
中には、教師や医者、公務員など社会的地位の高い人もいました」。
「窃盗癖の特効薬はない。患者たちで悩みをわかちあったり、
自分の弱さを吐き出すことで、健康的な心を取り戻さない限り回復は難しい。
窃盗癖に回復はあっても完治はない」。


(竹村院長のコメント)番組中に、窃盗癖患者のうち女性の7割以上が摂食障害を持っている、
というナレーションがありましたが、これは、窃盗癖治療初期の現象です。
私たちの窃盗癖治療が、摂食障害者の万引き癖の治療からスタートしたから、女性窃盗癖患者の摂食障害合併率が高いのは当たり前。
その後、窃盗癖治療のレパートリーが広がるのと反比例して、女性窃盗癖患者の摂食障害合併率は下がり、今では4,5割。
それでも、窃盗癖患者の中では最大グループと言える。


2013年5月21日(火)、NHK-TVローカル局のニュース番組として、クレプトマニア(窃盗癖)関連の報道がありました。
同日(火)の夕方、NHKーTV前橋局報道、「ほっとぐんま640」でクレプトマニア関連のドキュメンタリー報道がありました。内容概略は以下の通りです。

仮名、まもさんという30歳、窃盗癖(クレプトマニア)女性患者の治療について、入院生活から退院日の様子までをフォローした約9分間のドキュメンタリー映像です。
リードは、「警察庁によると、昨年全国で確認された万引は、13万件。法務省の調査によると、万引きで起訴され執行猶予刑を受けた人の4割が4年以内に再犯するということです。
渋川市の施設で医療の面から再犯を防止しようという試みがされています」。

続いて、まもさんの入院生活、インタビュー、院長による面接の様子、病室での持ち物検査、グループミーティング、自宅近所の商店街を散歩する途中、コンビニ店前で立ち止まり動揺するまもさん。自宅での母親との会話風景など、東京のご自宅までカメラが入り、当人は勿論、お母さんまでモザイク無しで登場していました。

竹村院長のコメント「ご本人、ご家族、親族、時には、職場でも問題を隠したがるので、表ざたににならずに、問題が悪化して、・・・・・」。
「犯罪ではあるんだけれど、精神障害としての性質がある。その部分は治療しないと、いくら罰を加えても、収監しても治らない。(刑務所から)出てくれば非常に早い時間帯に再犯する」。
「窃盗癖の問題は、まだまだ、原因探究と治療の研究が遅れている」

(竹村院長のコメント)番組中に、DSM-Wの窃盗癖のページが大写しになっていましたが、英文精神障害診断名、Kleptomaniaがミスプリントで、Kleptmaniaになっていました。翻訳日本語版原本のミスです。
私は、DSM−W日本語版原本の貸し出しの際にこの間違いを指摘してあったので、見逃したのではなく、NHKの方針として、ミスプリントのままで放映したのだと思います。
気付いた人は、ごく稀とは思いますが、日本語の漢字の間違いだったら放置はしなかったのではないか、と考え、小さなことながら、何となくスッキリしませんでした。
番組中で、「竹村院長がクレプトマニアと診断した患者は、これまでに650人・・・」というナレーションがあったが、「クレプトマニアと診断した患者」ではなく、「相談を受けたり診察したりした常習窃盗症例」とすべきです。


2013年1月10日(木)、午後のNスタ (TBS) とスーパーJチャンネル (テレビ朝日)でクレプトマニア(窃盗癖)関連のニュースがありました。

東京都武蔵野市の卸売業(49歳男性)がスーパーで万引きした後に車で逃げようとし、保安員らにけがをさせたとして起訴された。平成24年11月7日の裁判で被告は「二度と万引きをしない」と涙ながらに誓って結審。その翌日に判決の予定であった。ところが、7日午後、保釈中の被告は都内のスーパーで弁当などを盗んだとして逮捕された。結審のわずかに2時間後のことだった。このため、裁判員は4日間で任期を終えるはずだったが、約2か月を経て改めて審理する異例の事態に。東京地裁では初めて裁判員裁判の審理がやり直しとなっていた。2カ月ぶりに再開された審理も、前と同じ裁判員が担当。被告は「私の再犯のため、裁判員の方の貴重な時間を割いていただき、申し訳ありません」などと謝罪した。 強盗致傷事件の判決直前に、再び万引き事件を起こした被告の裁判員裁判で東京地裁は平成25年1月10日、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡した。
大善文男裁判長は「法廷で反省のことばを話したはずなのにまた事件を起こした。弁護士は『病気が原因だ』と主張するが、再犯の恐れは否定できない。服役して罪の重さを自覚した後、治療を受けるべきだ」と述べた。

弁護側は「被告は盗み癖のある病気クレプトマニアだ。治療をしなければ、再犯は防げない」と保護観察付きの執行猶予判決を求めた。一方、検察側は「病気のせいにして、反省していない」と非難。昨年11月に懲役5年を求刑していたが、改めて懲役6年を求刑していた。

判決前日、東京地裁前の公道での万引き犯のインタビューもあり、男性被告曰く、
「二度とやりませんという誓いは頭にあった。」
「でも、ブレーキがきかなかったというのが本音です。」
「前代未聞ですよね。普通の人だったら、やらないですよね。」
「執行猶予になれば専門治療が出来るので、入院して完全に治したい。」
「実刑となれば、やったことに対して、罪は償わなければいけないので、それは仕方がない。」

赤城高原ホスピタルの建物、院内の様子、ミーティングの映像あり、また、このニュースの主人公の男性と同様に、判決前日に万引き再犯をしたという40代女性のインタビューがあった。

そして赤城高原ホスピタル、竹村院長のコメントがあった。「リスクに見合わない窃盗を繰り返して、非常に困難な人生を送り、家族や社会に迷惑をかけている人が、明らかに存在して、その人たちに対しては、きちんとした治療ができた方がはるかにいい」、「きちんと治療をやれば、ほとんど、あるいはかなりの人が良くなる」。

放送内で窃盗癖の説明あり:窃盗症(せっとうしょう)とは、クレプトマニア (kleptomania) の訳語であり、経済的利得を得るなど一見して他人に理解できる理由ではなく、窃盗自体の衝動により、反復的に実行してしまう症状で、精神疾患の一種である。「利益のための窃盗」ではなく「窃盗のための窃盗」

以上、TBSは、1日かけて現地取材、TV朝日は、電話取材でした。


2013年1月8日(火)朝日新聞、社会面にクレプトマニア(窃盗癖)関連の記事が大きく取り上げられています。

ルポルタージュ現代というコーナーです。朝刊の社会面(39面)ほぼ全体を使った8段、2400文字を超す記事で、大作です。
タイトルは、万引き、という病 やめられず10年 有罪判決受け 入院して治療 というものです。
3症例の紹介を織り交ぜながら、精神障害としての窃盗癖の解説をしています。

窃盗癖の概念、社会的意義、対応の問題点などを、精神医学、法律の専門家でない一般読者にも分かりやすく、興味が持てるように過不足なく伝えていて、しかも医学的にも正確です。素晴らしい出来栄えです。

3症例の概要は、以下の通りです。小見出し付です。
@「バッグに隙間”まだ盗れる”」 30代の女性医師、摂食障害(過食症)、約10年の万引き歴、執行猶予付有罪、入院治療、赤城高原ホスピタル、竹村道夫院長。A「患者同士が体験語りあう」 クレプトマニア概念、合併症、赤城高原ホスピタルと関連クリニックにおける窃盗癖治療の歴史、自助グループ、入院治療のルール、長期万引き癖、服役歴あり女性、入院治療、回復の徴候、実刑判決、上訴、治療中断、収監の日に自殺。B「実刑判決、治療は打ち切り」 40代女性、東京簡裁、懲役10月、治療中断、責任能力、刑務所リピーター。井田香奈子署名記事

なお、関西版では、同じ内容の記事が第2社会面(34面)に出ていますが、タイトルが違っていて、万引き衝動、抑えられない。治療に託す大人たち 3ヵ月続くのは2割 となっています。小見出しはなく、全体に若干小さめの記事になっています。関東版では、ミーティング風景とナースステーション前の監視カメラ有りという警告貼紙が、関西版では、竹村院長の面接場面と警告貼紙の写真が付いています。


2012年9月24日(月)、四国新聞にクレプトマニア(窃盗癖)関連の記事が取り上げられています。

SCRAMBLE讃岐というコーナーです。タイトルは、「精神障害の窃盗癖『クレプトマニア』、「万引『止められない』、「治療の必要性に理解を」というものです。
精神障害の一種、クレプトマニア(病的窃盗)について、その特徴を説明 … 窃盗衝動の抑制が困難、他の精神障害を合併、発症の契機としてストレス。治療上、自助グループが重要、社会の認知度が低い、治療施設が少ない、辛抱強く治療すれば、回復可能、といった内容です。クレプトマニア体験から、として、20代、30代、40代、50代女性症例を1例ずつ紹介、表で説明しています。
報道部、植村卓司署名記事。

20代女性、多い時には、1日5店舗で万引。誰にも理解してもらえないと思っていた過去を、真剣に聞いてくれるミーティングは大切な存在。30代女性、多い時には週5回のペースで万引。40代女性、執行猶予中に再犯。50代女性、毎日のように盗むことも。自助グループ活動が治療に効果的。クレプトマニアに対する社会の認知度は依然として低い。「患者の多くは回復の手がかりを見つけることなく、再犯と服役を繰り返す負のスパイラルに陥っている」(竹村院長)。「クレプトマニアは心の病。辛抱強く治療すれば回復は可能。・・・早期治療に導く仕組みづくりが必要だ」。


2012年8月14日(水)、産経新聞にクレプトマニア(窃盗癖)関連の記事が取り上げられています。

「物を盗むことに生き甲斐」…“クレプトマニア”知られざる精神疾患と苦悩 という記事です。窃盗癖本人の青年と母親の窃盗癖に悩む中年男性が取り上げられています。赤城高原ホスピタルが取材に協力しました。(産経新聞 2012.8.4 永原慎吾記者)
(夕刊第1面記事、深層)、クレプトマニア、苦しむ患者 。「万引きの時だけ、生きている実感」。関西在住の31歳男性理学療法士の紹介。盗むこと自体が目的化し、万引して店外に出ると、途端に物への興味がうせ、ごみ箱に捨てることもあった。医療機関での治療を始め、今では症状は改善し、万引をすることはなくなった。竹村道夫院長、「クレプトマニアは最悪の場合、思い詰めて自殺に追い込まれたり、周りの家族らが疲弊して支えきれなくなったりする」。


2011年12月26日(月)、埼玉新聞朝刊17面(社会面)に窃盗癖関連の記事が大きく取り上げられています。赤城高原ホスピタルが取材協力しました。
2011年12月28日(水)、埼玉新聞朝刊19面(社会面)に窃盗癖女性の判決に関する記事が取り上げられています。

やめられない苦しみ、赤城高原ホスピタルで入院治療中の60代女性、「万引癖」の女性を中心に、精神障害としての窃盗癖(クレプトマニア)の解説をした記事です。米満昌人記者の署名入りです。
「万引癖女性に実刑」 。12月26日、さいたま市の67歳女性症例の紹介。止められない苦しみ、「やめたいという意志は常に持っているかが、やめられなかった」。家族から「顔も見たくない」と見放された。専門治療施設入院中。万引癖の女性 あす判決。患者は、治療により回復を実感。竹村道夫院長「治療を受けられる医療機関が少ない。・・・適切な治療を受ければ、症状は回復する」。28日(水)の記事では、上記女性の判決や弁護士のコメントが取り上げられています。窃盗癖女性に実刑。懲役1年(求刑は1年6月)。さいたま地裁「仮釈放中の再犯について、…刑事責任軽くない」、弁護側「理解足りず」。女性は「出所したら、志度、入院治療するつもり」。


2010年12月14日(火)、毎日新聞夕刊、関東版、社会面トップにホスピタルのクレプトマニア調査結果が出ています。

窃盗癖:背景に過食症 受診女性の7割超−−群馬の病院調査、という記事です。内容概略は以下の通りです。

@ 赤城高原ホスピタル」の調査では、窃盗癖で受診した女性の7割以上が過食症などの摂食障害だった。具体的患者数の紹介。
A 神奈川県の女性(21)は高校3年時、拒食症に。大学入学後、過食症になった。
逮捕は3回。現在、大学を休学して治療に専念している。
B 関東地方のパート女性(42)は、29歳時、過食嘔吐発症。万引き対象は、食品から洋服、雑貨へ。
「万引きするときは、意識が飛んでいた」。実刑判決、1年間服役。
C 専門的治療機関はほとんどない。竹村道夫院長「治療有効なケースもある」
D 「累犯障害者」の著書がある元衆議院議員、山本譲司さん「依存症の人を刑務所に隔離し、懲役という作業を課すだけでは、何の解決にもならない」
E 用語、クレプトマニアの説明。

(竹村院長のコメント)摂食障害と窃盗癖の密接な関係を解説した、最初の新聞記事です。なお、ホスピタルと関連精神科クリニックの窃盗癖患者の範囲が広がったため、相対的に摂食障害合併率は低下し、現在は4割程度になりました。それでも摂食障害合併患者群は、窃盗癖患者の中で最大グループです。

以下、同上記事の英文紹介文です。

SURVEY FINDS LINK BETWEEN SHOPLIFTING AND EATING DISORDERS

A survey by Akagi-kohgen Hospital in Shibukawa, Gunma Prefecture suggests that women who habitually shoplift are very often also struggling with an eating disorder. This survey identified over 70 percent of female patients who were receiving treatment for kleptomania were also suffering from eating disorders such as bulimia.

Hospital head, Michio Takemura noted that while shoplifting is a crime, treatment could help to prevent a recurrence. Takemura worked with colleagues to survey 132 male and female patients who had received treatment for kleptomania at the hospital and its affiliates in Tokyo.

Of the 92 female patients, 74 percent also had eating disorders. Of the 40 males surveyed, only 10 percent had eating disorders, suggesting there is a much higher correlation between eating disorders and shoplifting among women as compared with men.


2010年9月10日(金)、讀賣新聞朝刊(関東版?)、社会面トップに、ホスピタルにおける窃盗癖(万引き常習者)治療のルポ記事が掲載されました。

特集【犯罪ルポ 異変】 第2部「万引き 崩壊するモラル 3」という記事です。

タイトルは、「スリル知り 常習化」 「1人では、立ち直れず・・・・・」 

内容は、@30歳代前半の万引き常習女性について、「一流大学卒業、3回目の逮捕で実刑、出所後も万引き衝動、・・・」 A赤城高原ホスピタル治療風景ルポ、「窃盗癖回復者(28)から家族へのメッセージ、同病仲間の話を聞いて立ち直れた、入院治療プログラム、脱落・再犯者が多い、院長のコメント、万引きは常習化しやすい、支援が必要」 B51歳男性万引き犯について。「大型書店で、売れ筋ハードカバーの書籍万引き、換金目的」


専門医の立場からは、@30代女性、A28歳回復者とB51歳男性は、かなりタイプの違う万引き犯のように見える。もっとも2人の女性(竹村が主治医)に比べ、男性症例は情報不足。誌面に書かれていない事情や背景があるかもしれない。 

全体にやや突っ込み不足の感があるが、多分、万引き常習者の治療に関する最初の新聞記事。おっと違った、2009年2月11日の日刊ゲンダイ、「盗んでしまう病気、クレプトマニア」に次ぐ2番目かも。


2010年7月16日(金)、NHK-TVで、成人の万引き問題の特集番組がありました。

特報首都圏(19:30-19:55)の『なぜ増える 大人の万引き』という特集(10/07/16確認)です。
赤城高原ホスピタルにおける窃盗癖治療が紹介されました。2010年7月17日(土)、10:05‐11:00に再放送がありました。

同番組は、NHKオンデマンドで視聴可能です。

内容概略は以下の通りです。

キャスター、中野純一、「特報首都圏です」。20年前は、万引き犯は、子供が成人より多かったが、現在では、検挙された万引き犯の70%が成人。平成15年頃から成人による万引き検挙数が急増し、現在東京では、毎年約一万人の成人が万引で検挙されている。なぜ、成人の万引きが増えているのか、その実態と対策に迫る。背景として、長引く不況による生活困窮という状況がある。一方で、その商品が欲しい訳ではないのに、万引きを繰り返している人がいる。上野の100円ショップで61歳の男性万引き犯を確保する映像。盗品はスリッパや小物入れなど、6点。その店では、昨年万引き被害が200万円であったという。警視庁による万引き犯、810人の聞き取り調査。

成人では、約30%が生活困窮を万引の理由として挙げる。(生活困窮者の例)二人の中年女性の万引き映像。下着や食料品等を万引きしていたが、二人とも路上生活者であった。別の万引き実行中映像。カップめんを盗った30代男性。不況で職を失い、空腹に耐えられなかった、という。成人では、万引き検挙者に再犯者が多い。少年では12%、成人では45%が再犯検挙者。

ひとり暮らしの20代女性のインタビュー映像。小学4年時に両親が離婚。母親の関心を引くために万引きしていた。その後、止まっていた万引きが成人期に再発。交際していた男性との別れがきっかけ。自分は誰からも必要とされていない、というこころの空白を埋めるために万引きを続けていた。別の30代主婦のインタビュー映像。経済的不安はない。欲しくもない物を万引き。使わないまま捨ててしまうことも多かった。万引きが止まらず、終に刑務所に入った。幼い頃から、両親の不仲に悩んでいた。(中略) 

赤城高原ホスピタルの映像。院長のインタビュー。竹村道夫院長は、これまでに300例近くの窃盗癖患者を診療してきた。万引きケース記録の映像。万引き発症きっかけは様々。リストラで失業。夫のアルコール問題、DV(家庭内暴力)。職場の人間関係。「自分の努力、能力、やっていることが認められていない、という感じを持っている人。そういう人が万引きをしたら、ホッとした感じがして、万引き成功時に開放感や達成感を味わって、それがが病みつきになる。

 林大悟弁護士と陶山美絵レポーターのスタジオインタビュー解説。
陶山美絵(社会部):万引きは、被害に遭う店にとっては、深刻な問題。小売店は、薄利多売。長引く不況の中で、努力している。一つ商品を万引きされると、商店は、何十点も売らないと、損失をとりもどせない。一方、万引きする側は、少年の場合は、ゲーム感覚で万引きする。成人の場合は、今の世相とか、社会が抱える様々な問題が表れている。例えば、厳しい雇用関係で仕事がなかったり、ストレスや孤独感を背景に万引きをしたり、・・・・・。警察は、「万引きはゲートウェイ犯罪」として、重点的に取り組み。店に全ての万引きケースを届け出るように呼びかけている。そのために手続きを簡略化し、店の負担を少なくしている。

 林大悟弁護士:100件近くの窃盗癖について弁護を担当。成人の万引きには、、大きく分けて二つある。一つは、生活の苦しさを動機とするケース。失業し、家を失い、2日間食べていなかったケース。次に、動機について、そのような説明がつかないケース。医師や公務員など、万引きする必要がないケース。或いは、従業員と目が合ったのに、万引きが止められなかったケースなど。万引きを繰り返しているうちに、罪悪感が薄れていくということがある。自分一人が万引きしても、お店の経営には大した問題はないだろう、という誤った認識がある。お店だと、被害者の具体的な顔が見えないので、罪悪感が少ない、と言う人もいた。源家庭が機能不全という場合が多い。

キャスター、中野純一「対策については?」  
院内集会の映像。女性@本当に盗む時は、全然罪悪感もないし、袋を持って行って、ごっそり入れて帰ってくる感じ。女性A万引きする時は、万引きするときは、「どうだ、私の力を見やがれ」みたいな、・・・。女性B欲しい物じゃなく、「取りあえず、盗りに行かなきゃ」と思う。盗ってきても、全然こころが埋まらないから、(繰り返す)。男性@普通の人に、「盗癖がある」と言うと、引いてしまうので、こういう話せる場所があるのは良いです。女性C自分をさらけ出して、救いを求める、・・・・・。
万引から立ち直った中年女性の例。夫に先立たれた70代女性。介護の仕事に就き、自分が世の中から必要とされている、という実感を得たことが良かった。
店の取組み
一人ひとりに声をかけること。その際、必ず客の目を見ること。防犯コンサルティング会社。「いらっしゃいませ」より、直接一人の客に話しかけている「こんにちは」か「おはようございます」のほうご良い。
このように、人との繋がり、社会との繋がりが万引き防止の鍵。

林大悟弁護士:生活困窮による万引きに関しては、生活保護制度などの社会福祉資源を紹介している。そのような背景が明らかでない、衝動的に繰り返す万引きに関しては、こころのケアが必要。刑罰よりも治療が重要だと思う。

(竹村院長のコメント) レポート内容の一部であったとはいえ、万引の犯罪性を強調するだけでなく、窃盗癖の治療について、その必要性を明確に述べたという点で、画期的な特集であったと思います。


2009年2月11日(水)、日刊ゲンダイに、クレプトマニア(窃盗癖)に関する記事が出ています。

サラリーマン新健康ワイド、という連載記事です。タイトルは、「盗んでしまう病気 クレプトマニア」。「万引きが止められない」。「治療すれば改善できる」。

内容は、@赤城高原ホスピタル、竹村道夫院長のインタビュー、Aクレプトマニア(窃盗癖)のDSM-IV診断基準の問題点、B割に合わない窃盗行為の繰り返し、反省してもやめられない、ストレスが引き金。スリルや達成感に依存。 C治療は、カウンセリング、教育、自助グループ、家族への教育、病気を免罪符にしない、D治療すれば回復できる、症例A子(26歳)について、万引きの緊張感で生きている実感が持てた。 「毎日、トートバッグがいっぱいになるほど食品や本などを万引きしていた。・・・自分が病気だとは全く考えていなかった」。保健所から赤城高原ホスピタルに紹介され、半年間入院、自助グループが安心感と抑止力になっている、 E竹村院長のコメント、「万引き、窃盗を病気だと気づいていない人は、おそらく非常に多い」。

(竹村院長のコメント) 精神障害としての窃盗癖について解説し、「クレプトマニア」という日本人にとっては耳慣れない用語を紹介した、(おそらく)日本で最初の新聞記事です。


【HP内関連サイト】

窃盗癖(クレプトマニア) 窃盗癖(クレプトマニア)の基礎知識

クレプトマニアの自助グループ、KAの誕生と成長について 都内で始まった万引・窃盗癖に悩む本人のための自助グループ、「クレプトマニアクス・アノニマス」(KA)の情報

クレプトマニアの自助グループ・KA世田谷 基本情報(プリント用)

クレプトマニアの自助グループ・KAぐんま 基本情報(プリント用) 2009年7月、群馬県前橋市でKAスタート!!!! 

クレプトマニアの自助グループ・KAかんさい 発足 2009年11月、KAかんさいが発足しました。参加者募集中。


病院内・万引盗癖ミーティング(赤城高原ホスピタル院内、MTM) 病院(赤城高原ホスピタル)内の万引・窃盗問題ミーティング(MTM)に関する情報

クレプトマニア本人からのSOS このHPを見て、SOSを求めてきた主婦と院長とのメールのやりとり。ビジターへのお願い。

嗜癖問題Q&A: 万引、盗癖 万引と法律問題。

窃盗癖、回復者と回復途上者からのメッセージ  窃盗癖、万引癖回復(途上)者からのメッセージ。

窃盗癖患者、闘病日記 その1
 ある30代女性窃盗癖患者の闘病日記。入院生活、ありのままの今日1日。 

窃盗癖患者、闘病日記 その2 ある30代女性窃盗癖患者の闘病日記。入院生活、ありのままの今日1日。続編(未完成)  


クレプトマニア チェックリスト 本人と家族向けのための情報整理マニュアル(未完成)。初診の方は必見。?


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または、昼間の時間帯に、当院PSW(精神科ソーシャルワーカー)にお電話してください ⇒ TEL:0279-56-8148

AKH 文責:竹村道夫(10/07/22) 


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