3月某日施設福祉会議(特別養護老人ホームの会議)で、入院した入所者の対応を今月から変えることに決定した。今までは3カ月入院した場合に退所としていたが、16年度の入院期間を調べると50日を超えて入院した入居者はほとんど亡くなっていることが分かったので入院期間50日を目安とする。ただし50日を超えてから退院したときは優先的に入所できるのは今までどおり。2つ目は入院期間中の洗濯等身の回りに係ること全てを施設で行っていたのを家族に行っていただくことにする。

3月某日群馬県老人福祉協議会合同委員会が開かれ、私は研修委員会委員長となった。委員会には、職員研究部会として生活相談員、介護、栄養調理、看護、事務、デイサービスの6つの部会があり活発に研修を行っている。16,17年度と委員長としてどのような研修を行うのか他の研修委員と相談していきたいと思っている。

3月某日
今月31日までに16年度下期人事考課と実績を記入した自己目標書を提出するように伝える。毎年この時期は、法人役員会とこれらの書類提出時期が重なり忙しくなる。と同時に今までの書類や報告書の整理吟味を行い各部門が本来の介護の仕事に専念できる体制作りをするよう指示する。

3月某日
法人役委員会がロータス会議室で開かれる。理事、評議員、監事の皆さんが出席され活発に意見を述べられる。9事業体の予算と事業計画がありその他定款変更やら規則類変更が重なり聞く方も言う方も荷が重くなってくるが、役員の皆さんご苦労様でした。
           
3月某日職員の義父が亡くなり告別式に出席する。今年度は入居者と職員の親の告別式出席がやけに多かった気がする。趣を凝らした葬儀、肉親だけの葬儀といろいろだが、亡くなった人の人生だけ葬儀の種類も有るようでどれも捨てがたいものがある。

3月某日職員の結婚式に出席する。葬儀もいろいろだが結婚式もいろいろである。花嫁にとっては一生一代の晴れ舞台である。皆に祝福された結婚式は出席するだけでうきうき元気になる。

3月某日今日から新採用職員の研修が始まる。施設の概要や方針、就業規則説明と座学が中心となるが、これらのことは外せない内容である。

3月某日来年度の人事を発表する。職員育成を主眼とした人事である。当施設も開所12年目を迎え第2の旅立ちと捉えた人事異動である。

3月某日避難訓練を地元住民協力員の参加をいただき行った。今年は施設を外周、1階、2階と案内して施設全体を把握していただいた。もしもの時に全体を知っていると知らないとでは夜間救出の対応が違うと思うからである。 

              
      避難訓練             彼岸供養(長谷川住職、理事長)    ケアハウス入居者のよる
                                        手作り誕生日会
4月某日今年度の運営方針を発表する。12年目を迎え原点に戻る内容とする。この方針に基づき各部門が方針を決め、18日に発表することになる。どのような介護がしたいのか、どのような運営がしたいのかそれぞれ職員会議を開き皆で決めることが大切である。

4月某日ケアハウスバーベキューがケアハウス食堂と外を使い行われる。料理する人、運ぶ人、食材を用意する人等入居者皆が役割を持って参加している。

4月某日地元豊城で実施されているミニデイに在宅介護支援の2人の相談員が出かける。ミニデイが実施された頃は良く出かけたのだがここしばらくは忙しさにかまけて遠ざかっていた。やはり現場の声は新鮮であるとこの相談員は述べている。殖蓮地区には外にも多くの地域で実施されているので今年は暇を見つけては出席したい。

4月某日今年は寒さが長引き桜の開花も大幅に延びてしまった。その上急に暑くなったので普通満開まで1週間程かかるが、一気に満開になってしまった。その為デイサービスなどは、外出の予定が駄目になったり、急遽実施されたりでてんやわんやの騒ぎである。気まぐれな天気には困ったもんである。

4月某日成年後見制度を利用したい入居者の家族の依頼で司法書士が来訪する。この入居者は多額の預金があり兄弟がいるだけなので後見制度利用と相成った。この入居者は市の措置により入居された方なので有るが、介護保険制度になり市の関与が無くなりいらぬ誤解を防ぐためにも成年後見制度が良いと思う。

4月某日太田市に開設された特養ホームとケアハウスの竣工式に出席した。今はやりのユニットケア完全個室の施設であり、その豪華さには目を見張った。式典の中で、清水太田市長は「ちょっと立派過ぎるのではないか。個室が好きな人ばかりではないと思う。相部屋が良い人もいるだろうし、国の方針だから仕方ないけど、いろいろの部屋があっても良いと思う。個室の嫌いな人もいると今日参加した人で国に対して異議申し立てをしよう。」と挨拶したのには驚いた。全国老施協でも完全個室ユニットケアだけではないいろいろなパターンの部屋を認めるように申し入れている。

4月某日今年初めての山行きを行う。埼玉県神泉町の城峰山(標高1037m)である。一等三角点があるだけに360度の眺望が楽しめた。ヤシオツツジやヒトリシズカ等の花木が咲き乱れていた。しかし、登る途中杉と桧の花粉も満開で、里ではもう花粉症もおさらばと相成ったのに、また花粉症満開になりまいりました。
  

4月某日今日、17年度自己目標書を職員全員に提出してもらった。この自己目標書には自分が属している等級の人事考課要素を自分で評価するようになっている。この人事考課要素を年2回上司が評価する。自分がどの点で評価されるか公表している訳である。要素は仕事をするのに必要な項目を40項目選んである。

4月某日県老施協理事会に出席する。役員改選が有ってから初めての理事会であったが、なかなか意義深いものがあり、大変参考になった。

4月某日今日は1日忙しい。今日からデイサービスにおいてマッサージ師に来ていただき無料でマッサージをしていただくことになった。まずは希望者ののみだが、どのような効果があるのか楽しみである。午後は、労使協栄養調理研究会に出席し挨拶をし、更に介護認定審査会に出席し、最後の仕上げに施設の歓送迎会に出席し終了となる。まだあった。理事長と理事を自宅まで送る仕事が残っていた。
  

4月某日今年度からデイサービスでも祝日営業することになった。予約状況では普段とあまり変わりなく利用者が来ると言うが、このゴールデンウイークはどうでるか。


     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp



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