11月某日職員の実母の告別式に出席する。孫を可愛がった故人の人柄がしのばれる。今年は冠婚葬祭がやけに多い。今月末に職員の結婚式がある。厚労省発表の05年人口動態統計によると今年は1万人減少したという。赤ちゃんの誕生は106万7千人(前年比4万4千人減)、一方死亡数は107万7千人(前年比4万8千人増)だという。自然増が期待できないうえは、社会増を期待し移民を制度化するしか道は残されていないか。移民制度は、今年起こったフランスの暴動をみられように難しい問題を持っている。

11月某日指定管理者選定でみやまセンター運営のプレゼンテーションを選定委員会において行う。当法人と伊勢崎市社会福祉協議会の2法人だけである。与えられた時間は20分である。

11月某日
入居者の後見人になった司法書士に当施設で管理していた財産を渡した。この話が出てから1年間近くかかったことになる。多額の財産を管理する気苦労から解放されたわけである。
   
11月某日
第2回「命の大切さを学ばせる体験活動」調査研究委員会に委員として参加する。粕川小学校、甘楽町第2中学校そして新田暁高校大変ご苦労様です。学校が行うと仰々しくなるのは何故か。
           
11某日今年最後の山行きとして鹿沢温泉近くの標高1980mの角間山に登った。あいにく風が強く、寒くその上登り始めからきつかった。山頂は風が強く時々雲の切れ間から周囲の山や上信越方面の雪に覆われた山を見ると来て良かったと思う。角間山一帯は京都大学山岳部の冬の合宿地と知られ「雪山賛歌」作詞のモデルとなった所である。

11月某日今日から地元殖蓮中学2年生16人が2日間ずつ計4日間職場体験に訪れた。なかなか大変で特に特老ホームの相談員が悲鳴を上げていた。掃除のような汚い仕事は嫌のようである。ある福祉系の学校は、施設では清掃は大切な業務であることを教え掃除を必修にしている。中学校も少しは見習った方がよいと思う。

11月某日例年行っている伊勢崎養護学校との交流会が開催された。少しずつ練習し、作ってきた歌や踊りそして玩具を披露していただいた。お返しに「銀座カンカン娘」の踊りを見せた。

11月某日やはり例年行っている日乃出保育園との交流会も開かれた。いつもは1月に行っていたのだが、この時期は風邪等で中止になることが多かったので今年から11月に実施する。子どものバチさばきに皆拍手喝采である。
     
   日乃出保育園             養護学校                東中学校

11月某日伊勢崎東中学3年生19名が大道芸と踊りと歌の慰問を行ってくれた。東中は旧東村の中学で旧村内には特養施設もあるのに何故ロータスに慰問に来たのか指導する先生に聞いたところ、この先生は殖蓮中学校に在任中ロータスで慰問をした事があり勝手知った施設の方がやりやすいと言う理由でロータスを選んだと言う。

11月某日特老の焼き芋大会が行われる。風が少し弱くなったので実施できた。当日2人の職員が前日から準備してきたお陰で美味しい焼き芋ができあがった。
 

11月某日仙台は東北学院大学岡田研究室に職員2人を連れ出かける。3時間びっしり意見交換した。詳しくは(岡田耕一郎従来型特老ホーム検証)。今後は先生指摘の事項に対し当施設の考えを述べたレポートを随時掲載していく。

11月某日群馬県社会福祉協議会福祉マンパワーセンター研修企画部会に出席する。系統だった研修を企画立案してくれている事務局に感謝申し上げる。最低限の人数で運営を行っている我々施設側としては大変有り難い。昨今の群馬県当局の予算削減に対しぎりぎり頑張っている事務局これからもよろしく。

11月某日群馬県老施協主催の施設長一泊研修会に主催者の一人として出席する。岡田助教授に講演依頼したが先生の多忙のため断念。そこで川原経営総合センターに2日間の講演を依頼したところ快諾していただいた。1日目は総論として「職場活性化に向けた人事制度のあり方」、2日目は各論として「管理会計による総額人件費の適正化」と題して講演していただいた。この10月以来厚労省による護送船団方式が終わった現実を、どう各施設長が自分達の問題として受け止めるかが問われていると思う。
      
12月某日21世紀老人福祉の向上をめざす施設連絡会(略称21老福連)主催の職員研究交流集会出席のため京都に出かける。京都というと何か華やかなイメージがあるが、実は京都市は生活保護受給者が多い。何故多いのかは定かではないが、生活が大変な方が多いのは事実である。さてこの21老福連であるが、@公的福祉の確立をめざすと共に、真の高齢者福祉・介護保障のあり方について実践を含めた意見交換を行う。A職員研究交流集会を開催する。B老人福祉の向上をめざす諸活動と諸団体との連携を進めること等を目的に2002年6月に発足した。確かに措置制度としての性格が強かった老人福祉法時代では、全て老人は弱者であるが故にすべからく公平に全ての老人の全生活を保障しなければならなかったが、全て老人が弱者でないと認識されて、介護という事故が発生した場合に限って対応する介護保険法が施行された現在、21老福連の考えはやや私の考えと反する。私は「デイサービス・デイケア」分科会に出席したが、老福連にしてもユニットケア実施施設にしても職員に多大の負担を強いている、と思う。この問題を解決しない限り真の解決にはならないと思う。職員を増やせばあらかた問題は解決するが、職員増加を厚労省も誰も認めてはくれない。ではどうすればよいのか。

12月某日ケアハウスクリスマス会をプラザアリアで開く。趣味の講座で培った入居者の芸能を披露した。皆さん上手です。
  
  ドリッピング絵画        大正琴            民謡
  
     民舞            茶道             習字

12月某日本日賞与支給。職員、パート職員を含めて74名に賞与を支給した。今まで給与を5日ほど早く前払いしていたが、突然辞めると言い出す職員が続出し、処理も大変になってきたので、月末締めの翌月10日に支給するという民間では極あたりまえのシステムになり12月分の給与が年明け10日になるので、今回の賞与は貴重です。
   
12月某日来年度介護報酬単価が全体ではマイナス0.5%の下げになることが閣僚折衝で決定された。内訳は在宅分がマイナス1.0%、施設分は0%である。施設分は今年10月から食費等の引き下げが実施されているのでこれを換算すると施設は4パーセントの減少である。今回の特徴は首相官邸トップダウン方式で、今までのように省庁からの意見を積み上げていくボトムアップ方式ではない。診療報酬もマイナス3.16%と医療・介護共に来年度以降も下がることは確実な情勢に対し、現在の中村老施協が目指している政治の力を借りる方法と各施設が報酬削減にも耐えられる体制作りの2本立てで突き進むしか道はないと思われる。 

12月某日来年度採用の職員採用試験が行われた。フレッシュな新卒予定者の介護観や人生観を聞けるのは新鮮である。若い人を大事にしなければならない。
   
12月某日恒例の餅つきが行われる。風も思った程強くもなく良い年末の行事が実施
できた。また例年になく寒い12月であったが、インフルエンザも流行する訳でもなく良い年が越せそうである。
  


     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp



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